調査2日目

昨日とは異なる1時20分発阿見公民館行きのバスを終点まで乗りました。
公民館には図書館があったので、調査のための調べ物をしました。
そしたらなんと、1981年発行の『阿見の民俗』に

こんな写真が。
どうやら「藁宮」といって、あちこちの神社の境内に供えられているらしい。
ああ〜・・・なんか「ガラガラ」やら「閼伽棚」やらによく似ています。
加えて、その対象は「不明」とする神社も多いが、「○○氏の氏神」だの「姥神」だのとしている神社もあるらしい。
宮、というからには神様が降りるところでしょう。
ならば、類似による連想から「ガラガラ」に「藁宮」の役割が付加されて、「ガラガラ」に個々の家の「先祖が腰掛ける」という意味合いをもたせるようになった、というストーリーが可能かもしれない。
そのためには、

  1. 現在の神社で「藁宮」が供えられている状況を検分する必要がある
  2. 「藁宮」がある神社を抱える集落での墓前装置を調査する必要がある

ということで、当初市役所近くの若栗を調べる予定だったのを、急遽「藁宮」がありかつ「ガラガラ」があると記されている廻戸*1、およびその近くで同じく「藁宮」があるとされる青宿を調べることに変更しました。

*1:はさまど と読みます・・・読めねーよ