第58回日本民俗学会年会
山形まで行ってきました。
14日12時ごろ山形駅着。
スーツを着て重そうなかばんを持つ一団が同じ方向に歩く。
目的は同じかもしれない、と思いつつ。
教わった「庄や」
でお昼にする。
うまい・・・ほとんど平らげてしまった・・・
その後少し歩くことにする。
泊まるホテルで荷物を預け、さらに歩いて「文翔館」へ。
大正5年に建てられたとのことで、内装も当時のものに復元したそうな。
天井とシャンデリアが見事。
さらに歩く。
と、非常に魅力的な小道を発見・・・
ついつい吸い込まれる。
電柱に登れるひとはそういない。受信者限定のメッセージ
途端に方向感覚を失い迷走する。
地図を見ると、かなり北へ行っている。
慌てて軌道修正。
なんとか山形大に到着。
シンポジウムのはずが・・・教室外にまで人が溢れかえっているのを見て参加する気が失せる。
売っている書籍などを眺めつつ。
ようやく懇親会。
お世話になった先生や学生さん達にようやくお会いできる。
他にもいろんな方とお知り合いになる。
ホテルに泊まる。気付くと寝ていた。
15日。発表本番。
朝はバス乗り場を探して迷走。歩いて行けばよかったな・・・バス好きだけど・・・
会場にて
ベテランの来場者からの指摘。魂込めと魂送りの儀礼についての視点がないとのこと。
しかし果たして作る側が本当にそういう意図を持って行っているのか?あるとしたら、どこでそう「感じる」ようになるのか?
福田アジオ氏司会。氏の否定した地理的分布による分析を、自分はしようとしている。
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- 「祝祭的空間における商人の匿名性」厚香苗(千葉県)
集団に認められていくにしたがって匿名性が薄れていくことを指摘。
下っ端は本名とはことなる多数の名前を持つという。
そのそれぞれの名前はどういう由来があるのか?なぜその名をもつのか?
グループ発表「公共へ向けた民俗学実践の課題−の野学問とアカデミズム(3)」のコンセプト説明。
openなものとするプラスの面
マイナスの面。極めて特異な事件を一般化する「語りのフォークロア」の危険性。
果たして住民による過去の美化に対する需要は抑えられるのか?
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- 「コレクション形成と展示における共同の試み−参加型博物館への志向」架等幸治(和歌山県)
実践の立場からみたプラスの面。魅力的。
次のマイナス面も聞きたかったが、
「盆棚アーカイブス−盆棚に伝存する供養証文と霊山登山」を優先
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- 「「月牌」の社会分析の可能性」田中藤司(東京都)
発表の中にあった分布と伝存との関連性に興味を抱く。後に論文を教わる。
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- 「盆棚に飾られた掛け軸「供養証文」の資料的価値について」野尻かおる(埼玉県)
発表の中にあった、続柄と供養対象について興味を抱く。
終わったあとは、「盆棚アーカイブス」の発表者と司会のid:monodoiさまと東大のグループと共に呑みました。
今後ともよろしくお願いします。
説明なしに「ガラガラ」が通じるのがうれしかったです。
16日 巡検
ムカサリ絵馬が目的。
山寺も行く。
2人ばかりの方と名刺交換。
山寺・奥の院の傍の仙山線の線路
その鳥居。現代の神仏混合。
妙な碑のおまけつき。
奥の院傍の崖の穴に遺体を遺棄していたらしい。