中日新聞より

“忍者”の威信かけ来月勝負
伊賀と甲賀の市長が手裏剣対決

 三重県伊賀市の今岡睦之市長(67)と滋賀県甲賀市の中嶋武嗣市長(59)が3月24日、手裏剣対決をすることになった。ともに「忍者の里」として知られる両市のトップが威信をかける歴史的な闘いとなる。

 伊賀忍者を生んだ伊賀市と、甲賀忍者甲賀市は県境を挟んで隣同士。互いに手を組んで中央勢力の侵入を防いだりもしたが、戦国時代、織田信長による伊賀攻めでは、織田方に味方した一部の甲賀者と、伊賀者とが敵対した歴史もある。

 両市は2005年8月に市長同士が初対談。観光や産業、文化で交流していくことを決めた。手裏剣対決もその一環。伊賀市甲賀市に“果たし状”を出し実現した。

 伊賀市の「伊賀上野NINJA(にんじゃ)フェスタ」(3月24日−5月6日)の開幕イベントとして組み入れられた。伊賀上野城本丸広場で両市長が忍者衣装をまとい、的めがけて手裏剣を投げ合う。

 助役や収入役ら市幹部同士の対決のほか、一般市民の参加も検討中。伊賀市の今岡市長は「伊賀流忍者の子孫として頑張る」、甲賀市の中嶋市長は「甲賀の術を披露できれば」と張り切っている。

http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070217/mng_____sya_____002.shtml

平和な時代はひとびとが余計なことをするから楽しい。