お祓い

【コラム】 パソコンを買ったときも 「お祓い」しといた方がいいの?
2008年08月31日07時30分 / 提供:R25.jp
R25.jp
友人からPCの不調について相談を受けた。なんでも迷惑メールが死ぬほど届くわ、CPUが熱暴走するわ、大事なファイルが消失するわで大変なんだとか。落ち込んだ顔で彼がポツリとつぶやいた。「PC、お祓(はら)いしてもらった方がいいかなあ…?」

家や車を買ったときに“お祓い”をするとは聞くけれど、PCにお祓いとは、なんだか妙な組み合わせだ。そんなこと実際に頼めるんだろうか? と調べてみると、江戸総鎮守として名高い「神田明神」は、ネット界では「IT守護神社」としても有名なんだとか。早速取材に行ってみた。

神道ではヒトやモノ、場所などに“罪”や“けがれ”が溜まって災いを呼ぶという考え方があります。お祓いとは、蓄積した罪やけがれを祓い清めるための儀式のこと。参拝や祈祷とも言い、神様のご加護を祈ります。例えば、車を買ったときに“厄払い”をするのは、車についているけがれを清め、交通安全を祈願しているんです」

と教えてくれたのは、神田明神に奉職する権禰宜(ごんねぎ)の岸川雅範さん。具体的に、お祓いってどんなことをするんですか?

「当社では大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、平将門命(たいらのまさかどのみこと)の三柱の神様をお祀りしていますが、そのご神前にお祓いする品をお持ちして、神職大麻(おおぬさ)を振り、祝詞(のりと)を奏上して、ご加護を求める参拝者の願いをお伝えします。PCの厄払いなら、ハードウェアの故障や機密情報の漏えいなどが起らないように、神様にお願いするんです」

なるほど。でも、そもそもPCに詳しい神様っているんでしょうか?

「本来、神社の方向性は祀っている神様の性格で決まるものですが、その一方で時代や地域性も大きく影響します。当社は江戸時代から“商売繁昌”の神様で知られており、多くの企業がヒット祈願や業績向上を願って参拝に訪れます。また氏子地域に秋葉原の電気街を含んでいることもあって、今ではソフト会社やIT関連企業、重要情報を扱う金融会社からの信仰も厚いんです。無数の企業が集まる東京の地域性を反映させた神社として、自然な姿にあるんだと思います」

ちなみに、個人でお祓いを依頼する際の費用(初穂料)はおよそ5000円。これでPCを守ってもらえるなら安い…かも? もちろん、故障対策としてはメーカーの延長保証に加入したり、ウイルス対策をバッチリする方が最優先かもしれませんけどね。
R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

http://news.livedoor.com/article/detail/3798819/

ライブドアニュース より


電話や写真が出始めのときの都市伝説を思い起こさせます。