イケメントレイン

先日、大江戸線に乗ろうとしたら、車体にイケメンのイラストが描いてあった。
これがウワサの「ミラクル☆トレイン」・・・と戸惑ったが、時間がなかったのでその電車に乗り込んだ。


電車を降りて、改めてそのイラストを見ると・・・なんだか無性に恥ずかしかった。
イラストは、大江戸線の各駅をイメージしたイラストで、いわゆる乙女ゲーの登場人物のような雰囲気だった。
これが、もし萌えキャラかなんかだったらこんなにも恥ずかしくはなかったろう。ロックマンみたくデフォルメしていたら、そのイメージにむしろ感心していたであろう。
しかし乙女ゲーのキャラとなると恥ずかしくなってしまうのは、なぜか。
自分が女性だからなのか。


もともと自分は乙女ゲーにはあまり関心がなく、むしろ不自然な感じが鼻について(その不自然さを楽しむものであることは無論わかっているのだが)どうにも楽しめない。と思う。やったことはないが。
遥かなる時空の中で」とか「十二国記」なんかのアニメを見ていてもそんな気分になるので、おそらく実際にプレイしてみても同じだろう。
逆にハーレムアニメなんかは、馬鹿馬鹿しくもそれほど拒否感は感じない。
なんとなく、「萌えキャラ」を拒否する男性の気分がわかった気がする。


これは、自分の中の、普段は意識していない「ソレ」を呼び起こすからなのか。
「ソレ」とはすなわち、自分の奥底にある「理想の男性像」とやらである。
つまり、自分は無意識に「憧れる男性像」を持ち、逆ハーレムモノのキャラはそのどこかで自分の琴線に触れ、しかし自分ではそれを認めたくはなく・・・その葛藤が拒否感となって現れる。
のではないか。
いやしかし、あくまで無意識下でのことだろうから、ホントのところはわからないけどね。


ああ、自分、乙女ゲー、好きなんじゃん・・・なんか認めたくないがなぁ・・・