なんと

ブライアン・ジョーンズの映画とは。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/04/05/02.html
・・・なぜ今?
そしてなぜ彼?


ブライアン・ジョーンズは、初期ローリング・ストーンズのメンバーにして実質的なリーダーだったひとです。
女の子受けするハンサムで、どんな楽器でも弾きこなせてしまう才能を持っていました。
しかし、ストーンズのギャラを勝手にピンハネしたり、ミックとキースが作曲するようになってバンドの主導権を握るようになったり、彼女をキースに取られたり、酒と麻薬に溺れて使いようがなくなったりと。
ほとんど自身のせいで、ストーンズを追い出されるような形で脱退しました。
その後はソロでアルバムを出したりもしましたが、最後は自宅のプールで沈んでいるのを発見されました。
1969年のことです。


自分が彼を知ったのは、1996年ごろ。
『ザ・ロックレガシー』という早死にしたロックスターのことばかりを集めた本を立ち読みしたときです。
ジョン・レノンやマーク・ボラン、ジム・モリスンも載っていました。
ジャニスやジミヘン、オースティン・レディング、シド・ヴィシャス、ジョイ・ディビジョンを知ったのもこの本です。


その中で、ひときわブライアン・ジョーンズが異彩を放っていました。
溢れんばかりの才能を自らの手で潰してしまった愚かさにも興味を抱きましたが、それよりも彼の写真に衝撃を受けました。
初期の彼の美貌と、麻薬漬けになった時期の容貌の崩れ加減。
そのギャップにクラクラしました。
それから、ブライアンが気になり、当時の映像やアルバムや彼の伝記などを集めだしました。


いわば彼はストーンズにおいても実社会においてもドロップアウトした人間です。
そんな彼をなぜ今になって取り上げるのか?
彼の人生の転落っぷりは、それはドラマチックではありますが、あまりにもヒッピー・ムーブメントの時代に合致したもののように思えます。
彼やジャニス、ジミヘン、モリスンが賞賛されたのも、あの時代だったからでしょう。
今の時代、そんな彼の人生に何を見るのか?
映画を見なければわからないのかもしれません。


・・・気になる・・・でも駄作だったらどうしよう・・・