つく舞のなぞ
きょうは千葉県民俗研究会とゆーところに参加しました。
去年の博物館実習で、実習先の千葉県立中央博物館の学芸員の方に誘っていただいて入会しました。
今回が始めての参加です。
テーマはつく舞。*1
千葉県と茨城県に分布するお祭です。
高い棒に二方向から綱を張り、その上で曲芸めいた踊りをする祭です。
野田でもやります。
で、野田に関わるようになってつく舞という存在を知り、興味を持っていたところに今回の研究会が開かれました。
一も二も無く参加しました。
あまり勉強してなかったのですがちらっと見た文献によると、この祭は利根川流域に見れて、雨乞いが目的ではないか、とされていました。
ですが今回の発表では、廃絶された祭の分布を見ると千葉県全域に分布し必ずしも利根川流域では無いこと、どうやら修験道とかかわりがありそうなことがわかりました。
自分としては、行われる神社の多くが天王神社・八坂神社・八幡神社・須賀神社と御霊(祇園)系の神社であること、失敗したら「生き埋めにされる」とした伝承があること、川上から流れてきたつく舞の棒がその集落のつく舞の起源と伝承されているところがあることから、なんか御霊系の祭りのニオイがぷんぷんすると思いました。
ちょっと自分の研究と関わりがありそうだったり。
その後は懇談会。
文化財系の専門家の方々とお話する機会が持てて、よかったです。
自分もこのパイプは将来役立ちそうだなと思ったり。
つく舞についてはサイトに卒業論文があります*2
この筆者のかたも出席なさってました。
写真は、千葉そごうの「職人の街」なる専門店街にあった、野田の醤油樽です。
おどろいて近づいて見てみました。
天頂部分を良く見ると、○に玉。
博物館実習の調査で大変お世話になった、玉ノ井芳雄氏の製作品でした。
亀甲萬印はシールのようです。